ぐるなび、東急電鉄、東京メトロが旗振り役となりさまざまな企業・団体の協力を得て、訪日外国人向けワンストップガイドサービスを目指す=6月18日、ザ・キャピトルホテル東急【拡大】
外国人にとって役立つ情報を提供するためには「文化体験をしたい、日本食を楽しみたい、日本の四季を感じたい」など希望やニーズの集積が必要となる。外国人の日本における行動や観光の履歴から、どんな情報と接触頻度が高いかの分析も不可欠。ぐるなびは、外食サイトやイベント情報サイト「レッツエンジョイ東京」で蓄積してきたビッグデータを基に情報の整理をすすめる。
特に外食においては、ぐるなび外国語版でのメニュー辞典の実績を生かす方針。ぐるなびは、20年間で900万を超えるメニューデータの蓄積を分析・整理し、メニューだけでなく、食材や調味料、調理方法を簡単な操作で4言語に表示できるメニュー辞典を開発した。
これにより、訪日外国人はメニューの詳細な中身まで理解でき、メニューをスムーズに決定することができる。このメニュー辞典は、今回のサービスにリンクすることも検討される。
またサービスには、地域や飲食店のイベント情報や交通情報などのリアルタイム情報も加えられる。個人的な趣向の強い情報についても、すでに存在する検索サイトやSNSでやり取りされている情報を取り入れ、幅広いサービスにつなげる。
東京に暮らす人々、商売をする人などさまざまな人の協力を得て出来上がるサービスガイド。外国人に日本の魅力を知ってもらうため、その完成に期待してほしい。
■ぐるなび
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