ちなみに、一般的に日本語では「スープを飲む」といいますね。英語では「スープを食べる(eat some soup)」となります。先日来日した夫の両親は、日本食が大好きですが、みそ汁をお椀(わん)から飲むことには、慣れないようで、スプーンですくって口に運んでいました。
「ALWAYS ASK, NEVER ASSUME(決めつけないで、聞いてみること)」、先月出席した会議で印象に残った言葉です。これは、異文化間のコミュニーションにかかわらず、世代間のコミュニケーション、男女間のコミュニケーションにも使えそうです。「普通だったら、こうだろう」と思ったときには、自分の「普通」をひもといて、伝えてみる。また、相手はそうではないかもしれないと考えて相手の「普通」に耳を傾ける。そして、その「普通」と「普通」の間で折り合いをつけていく。その一つ一つのステップには新たな発見もあって、異なる文化や価値観、世代などとの出合いの面白さにつながっていくような気がします。
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【プロフィル】鈴木マグラクレン美保
すずき・まぐらくれん・みほ 1974年静岡県生まれ。ベター・ライフ・コーチング代表。TOEIC925点。国籍を問わず、海外駐在員のためのコーチングや駐在員家族のための異文化対応研修を行う。国内外でセミナー通訳者としても活動しながら、心と心の架け橋になる仕事を展開中。「全国・講師オーディション2014」にて奨励賞を受賞。