「万全を期して対応していきたい」とする同労働局は、6月11日から県内のハローワークに在職中から求人情報の提供や再就職手当制度、雇用保険の手続きなどの相談に応じる専用の特別相談窓口を開設した。同30日までの間に在職者からの相談は80件あり、求職申し込みは66人に上っているという。
相談は「退職すると失業保険はどのぐらい受けられるのか」「希望退職者の採用を考えているのはどんな企業か」などが多く、希望退職者の求人を考えている企業側からも「だいたい30件ぐらいの問い合わせがあった」(担当者)。内海課長は「転職経験がない方も多いと思う。求人情報や制度の説明を通じ、きめ細やかな支援を行いたい」と話す。
シャープの退職者支援をめぐって、同労働局ではすでに県と支援本部会議を開催。県内での斡旋支援に努める方針を確認している。