インタビューに応じるキリンビールの布施孝之社長=16日、東京都中野区【拡大】
布施社長は「飲食店向けの需要開拓を強化するのに加え、発泡酒や第3のビールでも糖質オフといった機能性商品を強化し、シェアのプラスを目指したい」と話した。
一方、缶チューハイなどの低アルコール飲料の生産体制の拡充に乗り出す考えも示した。若者を中心に需要が伸びていることから「増産が必要」と語った。現在は岡山工場(岡山市)や取手工場(茨城県取手市)など3工場で生産しているが、他のビール工場での新規生産を検討する。ビールの生産設備の一部を低アルコール飲料用に置き換えて対応する方針だ。