15日の大阪市内の最高気温が34・5度だったことで通常の10%のポイント付与率に4%上乗せしていることを示すビックカメラ店内のポップ=東京都港区のビックカメラ赤坂見附駅店(同社提供)【拡大】
最高気温が30度以上となる「真夏日」や、35度以上の「猛暑日」の来店客を対象に、家電量販店や百貨店が値引きなどの“猛暑サービス”に相次いで乗り出した。気温が高くなると外出を控える消費者が増えることから、サービスをきっかけに、顧客の囲い込みや売り上げ増につなげる狙いだ。
ビックカメラは、今月26日までの期間、前日の暑さに応じて、対象商品の購入時に通常10%分還元されるポイントを上乗せする。東京か大阪のいずれかで最高気温が30度を超えた場合が対象となる。30~31・9度の場合は1%、32~32・9度は2%と段階的にポイント付与率があがり、35度以上の際は一律5%上乗せする仕組みだ。
対象商品は、エアコンや冷蔵庫、扇風機などで、ビックカメラと傘下のコジマのほぼ全店とインターネット通販でも行う。同社は「ようやく暑くなってきたので、夏商戦を盛り上げたい」と意気込む。