市場低迷が浮き彫りとなるなか、より遊びやすい環境構築へのシフトを呼びかけた【拡大】
まず、遊技機購入費用を含めた市場粗利推移では、業界総粗利規模は3.5兆円と前年から約4%ダウンし、1300億円の減少。一方で、新台入れ替えにかける遊技機購入費用も1.7兆円と1300億円減っており、遊技機利益は業界総粗利が下落したにもかかわらず、2.43兆円と2013年から横ばいとなった。
パチンコ市場の動向では、粗利規模が昨年から1100億円減り、2.18兆円まで落ち込んだ。市場全体の総粗利の減少が1300億円であることを考えると、パチンコの下落がそのまま業界総粗利の減少となって表れたといえる。パチスロ市場は前年と比べて大幅に変化しておらず、1.32兆円と200億円の微減。昨年9月のパチスロ試射試験変更の影響で、後半の業績が悪化した。
記者発表では、パチンコ・パチスロとも遊技機性能が変化した後の市場にも言及。ファンを離反させない遊技機の適正運用の必要性をアピールした。