NECは23日、工場と製品などあらゆるモノや消費者をインターネットで結び、生産効率の向上などにつなげる「インターネット・オブ・シングス(IoT)」関連事業の売上高を2020年に15年の6倍の3000億円に高める目標を示した。16年度までに都市インフラや製造などのジャンルで新たに5種類のIoT関連ソリューションを順次発売。20年に全世界で35兆~36兆円規模に膨らむとされるIoT市場の開拓を目指す。
第1弾として23日発売したのは、食品や医薬品などの商品を梱包(こんぽう)して出荷する前に自動的に検品する物流業界向けのソリューション。高精度のカメラと重量計で商品の品目と数量を瞬時に特定し、バーコードなどで商品を識別したり、目視確認したりする手間が省ける。
今月末には、ビルや病院などの施設の電力需要量を30分単位で高精度に予測する新電力向けのソリューションも発売。ホテルや店舗などに来店したVIP顧客や不審者を見分ける小売り・サービス業界向けのソリューションなども15年度下期以降に発売する。IoT事業強化のため、技術者を中心とした中核スタッフも20年までに現在の5倍の約500人に増員する方針だ。