健康志向がうかがえるレジャー市場。遊技産業の苦戦は依然つづくとみられる【拡大】
一方、パチンコ・パチスロを含む娯楽部門は、前年比0.1%増と2年連続の横ばいを示した。ジャンル別では、公営ギャンブルに明るさが戻り、地方競馬や中央競馬、ボートレースが大きく伸びたほか、スポーツ振興くじも市場を拡大し1000億円の大台を超えた。また、スマホゲームが2桁成長を続け、外食も健闘。しかしながら、パチンコ・パチスロ、テレビゲーム、ゲームセンターは落ち込みに歯止めがかからなかった。
なお、遊技業界の詳細を見ると、14年のパチンコ・パチスロ参加人口(推計)は前年比180万人増の1150万人で、市場規模(貸玉料・貸メダル料)は、同2.0%(同5010億円)減の24兆5040億円だった。
パチンコの参加率は同1.8%増の11.4%、年間平均回数は同4.7回減の22.8回だった。年間平均費用は同1万2000減の8万5200円、参加希望率は同1.4%増の7.1%だった。