石油元売り大手3社の2015年4~6月期連結決算が4日、出そろった。原油価格が前年同期に比べ約4割下がったため売上高が大幅に減少する一方、石油化学製品などの利幅が改善したことなどで全社が最終増益もしくは黒字に転換した。ただ、足元の原油価格は世界景気の減速懸念から一段と下落、各社の収益を今後圧迫する恐れがある。
アジアで指標となるドバイ原油の4~6月期の平均価格は1バレル=約61ドルと、前年同期に比べ45ドル値下がりした。原油価格の下落が全体の売り上げを落ち込ませたほか、石油開発部門の損益も悪化させた。
ただ、4~6月期の原油価格は1~3月期に比べやや上昇したため、備蓄原油などの資産価値が高まり在庫評価損益が黒字に転換、各社の利益を押し上げた。今後は、足元で一段と下落している原油価格が、各社の業績の下振れ要因となりそうだ。