天津爆発、トヨタなど影響長期化も 営業再開めど立たず「片付けもできない」 (1/2ページ)

2015.8.18 06:32

天津市当局が記者会見場を設営しているホテルの外で損害賠償を求め抗議活動を行う地元住民ら=17日、天津(AP)

天津市当局が記者会見場を設営しているホテルの外で損害賠償を求め抗議活動を行う地元住民ら=17日、天津(AP)【拡大】

 中国・天津市で12日に起きた大規模爆発で、現地に進出する日系企業は週明け17日も、生産や営業を停止するなどの対応を余儀なくされた。復旧が長期化すれば、販売や業績にも影響を与えかねない。

 トヨタ自動車は事故現場近くにある現地自動車大手との合弁会社「天津一汽トヨタ自動車」の工場について、夏季休暇明けの17日から19日まで操業を停止することを決めた。現場周辺で避難勧告が出ているためで、「20日以降の対応も決まっていない」(広報部)という。

 操業停止で部品供給ができなくなることから、数十キロ離れた天津市内の別の工場も操業を停止する。

 天津一汽トヨタはトヨタの中国の主力拠点で、昨年はカローラなど約44万台を生産。今月4日には新ラインの建設を発表したばかりだった。市場の成長にも陰りが見え始める中、今回の事故が販売拡大に向けた新たなリスクとして浮上しつつある。

「規制が解かれなければ後片付けなどもできない」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。