ガソスタ激減、ピーク時の半分に エコカー普及で進む過疎化、災害時に不安も (1/2ページ)

2015.9.23 07:12

 ガソリンスタンド(GS)の減少に歯止めがかからない。経済産業省によると、3月末のGS数は前年同月末比3.4%減の3万3510と、ピーク時の1994年度末に比べ約45%も減少した。少子化や低燃費車の普及でガソリン需要が減少し、採算が取れずに店をたたむケースが相次いでいるからだ。

 GSの減少でガソリンや灯油の“買い物難民”も増えており、国は出店する際の規制緩和など、GSの過疎化対策に乗り出している。

 「ガソリンは構造的に年1、2%需要が減少している」。こう説明するのは、石油連盟の木村康会長(JXホールディングス会長)だ。ガソリンの国内需要は2004年度の6147万6000キロリットルをピークに減少傾向をたどり、14年度は5297万5000キロリットルまで減少した。

 経産省の調査によれば、GSが3カ所以下の市町村は今年3月末で283と、全国の市町村の約16%にも達した。GSの過疎地では、ガソリンだけでなく、冬場に暖房用の灯油を購入するにも支障を来す。「災害時に燃料を購入できなくなるのではないか」といった住民の不安が指摘されている。

GSに従業員が常駐する必要がないため、人件費を抑えられる

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