独フォルクスワーゲン(VW)グループが排ガス規制逃れのために一部のディーゼルエンジン車に違法ソフトを搭載していた問題の影響が広がっている。米当局が他メーカーのディーゼル車も違法行為がなかったか調査する方針を固めたほか、24日の東京株式市場ではVWと取引がある日系部品メーカーなどの株価が大幅下落した。“VWショック”は自動車業界全体を揺るがしており、収束の兆しは見えていない。
VWは、ウィンターコルン最高経営責任者(CEO)の辞任を受け、取締役の罷免権を持つ監査役会が25日に後任人事を協議する。現地メディアなどでは、グループの高級車ブランド、ポルシェのミュラー会長を筆頭に、アウディのシュタートラー会長、VWブランド責任者のディース氏らの名前が候補に挙がっている。
併せて、VWは、不正に関与した社員を刑事告訴する方針。ウィンターコルン氏は2007年からトップを務めてきたが、不正は「認識していなかった」と説明している。傷ついたブランドを回復したい考えだが、道のりは険しい。
さらに、問題は業界全体に飛び火しつつある。