2012年にスポーツ用多目的車「CX-5」のディーゼル車を投入して市場を牽引(けんいん)してきたマツダは、モデル設定がディーゼル車のみの「CX-3」を今年2月に発売。6月にはトヨタ自動車が乗用車として8年ぶりにディーゼル車を復活させた。独メルセデス・ベンツや独BMWなど海外勢もハイブリッド車に並ぶ「エコカー」としてアピールしていた。
排ガス中の有害物質の低減方法はメーカーごとに異なっており、マツダは「各国の法令を順守している」と強調する。今回のVWの不正について、他社からは「ディーゼル車が環境に悪いと同一視されることが怖い」と懸念する声が上がっている。