【ベルリン=宮下日出男】独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は25日、米国での不正な排ガス規制逃れ問題で引責辞任を表明したマルティン・ウィンターコルン会長兼最高経営責任者(CEO)=(68)=の後任を決める監査役会を開いた。VWは経営刷新により、不祥事で失墜した信頼の回復を目指す。
独メディアによると、後任について、VW傘下にあるポルシェのマティアス・ミュラー会長(62)が最有力候補とされる。DPA通信はこのほか、VWの米国部門の責任者、ポルシェや傘下のアウディの研究・開発担当の幹部らも更迭されると報じている。
欧州連合(EU)の欧州委員会は24日、問題の車両がどれだけあるか加盟国に調査を求める考えを表明、各国で調査に乗り出す動きが広がった。ドイツのドブリント運輸相は25日、同国内で不正が行われたVWのディーゼルエンジン車が約280万台に上ることを明らかにした。