日本郵政は26日、11月4日に東京証券取引所に上場する株式の売り出し価格を1株1400円に決定したと発表した。投資家の需要を探るために示していた仮条件(値幅)の上限となり、人気の高さを裏付けた。子会社のゆうちょ銀行、かんぽ生命保険を合わせ、売り出し価格で計算した時価総額は計13兆567億円(自己株を除く)となった。
日本郵政の時価総額(自己株を除く)は6兆3000億円。初回の売り出し株式は約11%の4億9500万株(国内3億9600万株、海外9900万株)で、6930億円分となる。
ゆうちょ銀とかんぽ生命の売り出し価格はそれぞれ1450円と2200円に決定している。東証は26日、日本郵政株を市場1部に上場すると発表し、3社とも市場1部に上場することが決まった。3社合計の売却規模は1兆4362億円。証券会社などに支払う手数料を除き、政府は6808億円、日本郵政は7310億円の売却収入を得る。
麻生太郎財務相は26日、「新たな民間株主の登場と、経営に対する市場規律の浸透を通じて、日本郵政グループ各社の企業価値のさらなる向上を期待する」とのコメントを発表した。