豪生保を買収した日本生命保険の丸の内ビル=東京都千代田区【拡大】
NABは富裕層などの資産管理を担うサービスの一部として保険事業を展開しているが、財務健全性を確保するためMLCの売却先を探す中、豪州進出を目指す日生と思惑が一致した。
日生は今後、団体保険や販売パートナーであるNAB窓口での保険販売を強化する。
日生の八尾知洋・国際業務部担当課長は「5年程度で保険関連収入を2000億円に引き上げ、シェアでトップを目指す」と説明した。
ライバルの第一は11年にTALを完全子会社化。TALの今年3月期の保険料等収入は前期比19%増の約2300億円で、6月末のシェアは15.1%だった。第一は「団体保険、個人保険ともに順調に伸びている」と強気だが、豪生保市場は上位6社がシェア10~15%台の間にひしめくため、順位もめまぐるしく変わりそうだ。