◆顧客の視点第一
福田氏の顧客の多くはビスポーク経験者。目の肥えた顧客の心にどう切り込んだ?
「良いモノづくりをするためには、当たり前のことを当たり前にやる事です。時代が変わりいつの間にか本質が見失われ、生産効率を優先させたモノづくりが進みました。私たちの仕事は、ただ靴を作らせていただくことではありません。一人一人のお客さまとじっくりお話させていただき、それぞれのライフスタイルに合った靴を提案するように心掛けています。いくら靴が格好良くても似合っていなければ本末転倒になってしまいます。忘れがちな事だと思いますが物よりも先にある、そのお客さまがどんな場所で、どんな格好をして、どんな楽しい事があるのだろうという事を想像しながら靴を製作しています。靴はお客さまがより快適に気持ち良く過ごすための、その一部だと考えています」
最近は半分以上が外国からの注文とのことで、つまり、世界がヨウヘイフクダのビスポークシューズに注目しているわけ!
「私はシューミュージアムでたまたま出合った靴を見て本当に感動しました。次は私たちの靴で世界を感動させたい。その感動の連鎖を日本の文化としてつなげていきたいんです」
そんな彼の志が世界を魅了する日は間近。手作業ゆえに生産数は限られるので、興味のあるお方はすぐに予約注文を!!
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