シティグループと銀行事業統合 SMBC信託、外貨預金残高1兆円 富裕層向け新ブランド

2015.11.2 22:24

 三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は2日、米シティグループの日本の個人向け銀行事業を統合し、富裕層向け新ブランド「プレスティア」として営業を開始した。個人の外貨預金残高は約1兆円と邦銀では最大規模。「外貨に強い信託銀行」(SMBC信託の古川英俊社長)として、再始動する。

 古川社長はこの日、記者会見を開き、「同じグループの三井住友銀行やSMBC日興証券との連携を深めていきたい」と述べ、顧客の紹介や金融商品の提供を受けることで、成長につなげていく考えを示した。

 シティから引き継いだのは富裕層を中心とした約72万人の顧客や約2兆4300億円の預金、約30の店舗、従業員約1540人。シティが提供してきた外貨建て運用商品や海外で現金自動預払機(ATM)から現地通貨を引き出せるサービスは今後も提供していく。

 プレスティア事業を率いる井上直樹副社長は「日本の経済は為替相場の動きに大きく左右され、円で投資していても価値が変動しやすい」と述べ、資産の一部を外貨で運用するメリットを強調した。

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