三菱重工業グループの三菱重工船舶海洋(長崎市)は2日、アストモスエネルギー(東京都千代田区)から大型液化石油ガス(LPG)運搬船を受注したと発表した。三菱重工船舶海洋は10月の分社化後、初めての受注となる。2013年以降にアストモスエネルギー向けに受注した4隻と同型船で、18年10~12月期に完成させ、引き渡す。受注船は香焼工場(長崎市)で建造する。三菱重工船舶海洋が受注したLPG運搬船は長さ230メートル、幅36.6メートル、喫水11.1メートル。総トン数は4万8300トン、LPG積載量は8万3000立方メートルの大型の運搬船で世界最高レベルの省エネ性を誇る。