アースアイズ山内三郎社長【拡大】
--使い勝手はどうか
「ユーザーは過去の不審者データを個別に登録し、危険時に検索することでユーザーごとに設定した不審者の特定も可能になる。カメラに写った不審者などの画像はリアルタイムに移動型携帯端末やPCメールなどで確認が可能だ。高齢者でも操作が簡単なガラケーにも対応している。また、給電はワイヤレス方式で、窓ガラスを挟んで磁石で固定化できるので、取り付け工事が不要になる。製品はカーボンと特殊プラスチックを組み合わせて軽量化を実現した」
--どのような用途を想定しているのか
「アースアイズは、人間の五感を兼ね備えたAIロボットともいえる。自宅やビルなどに設置することで、人間がその場にいるのと同様の自動管理を行うことができ、高齢者の見守りや1人暮らしの女性の安全、ストーカー対策などさまざまな活用方法が考えられる。事件や事故を未然に防ぎ、それに対処することを目指している」(小島清利)
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【プロフィル】山内三郎
やまうち・さぶろう 早大卒。富士通などを経て、各種のビジネスモデルコンテストで入賞。2000年万引防止などの小売店支援を展開するリテールサポートを設立。同社で開発した「サブローくん」を発展させ「アースアイズ」を製品化した。50歳。神奈川県出身。
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【会社概要】アースアイズ
▽本社=東京都港区西新橋1-2-9 日比谷セントラルビル14階
▽設立=2015年9月
▽資本金=1000万円
▽従業員数=20人
▽事業内容=人工知能搭載カメラ(防犯、事故防止)の開発、販売