トヨタ自動車の2015年9月中間連結決算について記者会見する大竹哲也常務役員=5日午後、東京都文京区【拡大】
トヨタ自動車が5日発表した平成27年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比8・9%増の14兆914億円と、中間期として8年ぶりに過去最高を更新した。北米市場の好調や円安効果が業績を牽引し、本業のもうけを示す営業利益や最終利益も過去最高となった。
営業利益は17・1%増の1兆5834億円、最終利益が11・6%増の1兆2581億円だった。米ドルに対する円安といった為替変動の影響が利益を3050億円押し上げ、販売台数減などによる減益要因(1150億円)を補った。また、原価改善も進み、大幅な増益を達成した。
ただ28年3月期の連結業績予想は、売上高を前期比1・0%増の27兆5千億円として従来予想から3千億円、下方修正した。東南アジアなどの市場回復が遅れており、グループ販売の見通しも1千万台と従来予想から15万台引き下げた。営業利益や最終利益は従来予想を据え置いた。
東京都内で会見した大竹哲也常務役員は「中国の景気減速や、原油安の影響がある中近東など(の販売)が弱含んでおり、慎重な見通しを立てた」と述べた。
一方、研究開発費は計画から100億円積み増し、1兆600億円とした。大竹氏は「日本は設備投資を増やすのは難しいが、研究開発費は積極的に投じていきたい」と述べた。
タカタ製エアバッグの使用停止については「より安全なものを使う」(早川茂専務役員)と明言を避けた。