共栄火災海上保険の熱気球「まもるくん号」と熱気球パイロットを目指す宮本泰弘さん=10月31日、佐賀市嘉瀬川河川敷【拡大】
ビーバー・バルーンクラブが障害者や養護施設の子供たちを熱気球に乗せる活動を行っていることを知り、同クラブでライセンス取得を目指すことになった。2月には鶴崎会長の操縦で初めて、まもるくん号に乗って空を飛んだ。
夢の実現に向け一歩踏み出したが、聴覚障害者のライセンス取得は国内に例がない。それでもあきらめずに、地元のミナノ精工で働きながら体力強化に努め、クラブの練習にも意欲的に参加。「聴覚障害者でもやればできることを世界にアピールしたい」と意気込む。