三菱商事と千代田化工建設など日欧5社は17日、ポルトガル沖で浮体式洋上風力を建設すると発表した。三菱商事と千代田化工は同国北部沖で洋上風力を建設するウインドプラス社にそれぞれ20%を出資する。企業連合には仏エンジー、ポルトガルのEDPリニューアブル、スペインのレプソルも参画、2018年に商業運転する計画。
風力発電3~4基を設置し、発電能力は2万5000キロワット。総事業費は約160億円を見込み、一部は再生可能エネルギーの普及を目指すポルトガル政府の補助金も活用する。
浅瀬が多い欧州洋上風力発電は海底に設備を固定する「着床式」が主流だったが、深海でも利用できる浮体式の商業運転はノルウェーのスタットオイル社の英国風力発電に次ぐ2件目になる。三菱商事はオランダの着床式に加え福島沖の浮体式実証試験にも参画している。国内外で洋上風力を含め太陽光など再生可能エネルギーの知見を蓄積し、再生可能エネルギーの持ち分発電量を20年までに現在の50%増の750万キロワットに拡大する。