不動産経済研究所が17日発表した10月の首都圏(東京都、神奈川、埼玉、千葉各県)のマンション発売戸数は前年同月比6.5%減の2921戸で、秋商戦ただ中の同月としては1972年の調査開始以来3番目の低水準だった。売れ行きを示す契約率も68.8%と、好不調の目安とされる70%を2カ月連続で下回った。
一方、1戸当たりの単価は17.6%増の5364万円、1平方メートル当たり単価も19%増の75万9000円と5カ月連続でアップ。価格高騰で購入の動きが低調なことから、新規売り出しの延期が相次いでいることに加え、くい打ちデータ偽装問題が発覚した先月半ば以降、モデルルームの客足も鈍いという。
過去5年の年間発売戸数は4万4000前後で推移してきたが、「今年は約4万戸で着地する見込み」(松田忠司主任研究員)。くい問題の行方によっては発売延期の動きが広がる懸念もある。