国土交通省は21日、米南部テキサス州の高速鉄道事業に、官民でつくる海外交通・都市開発事業支援機構(東京)が4千万ドル(約49億円)を出資することを認可した。成長戦略の柱の一つとして政府が進める高速鉄道の輸出が、実現へ一歩踏み出す。
事業主体は米民間企業、テキサス・セントラル・パートナーズ。東海道新幹線で使われているN700系をベースにした車両をダラス-ヒューストン(約400キロ)に走らせ、約1時間半で結ぶ計画だ。
国交省によると、同社は現在、詳細設計や資金調達を進めており、2017年の着工、22年の開業を予定している。
機構は海外のインフラ整備への参入を進めるため、政府と企業の出資で昨年10月に設立された。
政府はこのほか、カリフォルニア州での新幹線導入や、ワシントン近郊路線でのリニアモーターカーの採用を米側に働き掛けている。