鉄道各社、外食事業の展開加速 地方食材や和風カフェ、訪日客にも照準 (2/2ページ)

2015.11.24 07:02

JR東日本グループが東京・池袋にオープンした地方の食材を使った飲食業態「のものキッチン」

JR東日本グループが東京・池袋にオープンした地方の食材を使った飲食業態「のものキッチン」【拡大】

 小田急グループは、小田急線沿線の観光地である神奈川県箱根町の芦ノ湖畔に来年1月、和風カフェと土産物店を併設した「茶屋本陣・畔(ほとり)屋」をオープンさせる。江戸時代の宿場をイメージさせる外観に加え、芦ノ湖と富士山を一望できる眺望など徹底的に和の雰囲気にこだわり「訪日外国人の方が楽しめる空間」(担当者)を目指した。

 訪日前から胃袋をつかもうというのが、沿線中心にカレーショップC&Cを展開する京王グループ。台湾上場企業との合弁会社が10月16日、上海市内の大型商業施設にカレーレストランを開店した。中国での日本食人気は、すしなど高級食以外の日常食にも広がり始めており、担当者は「日本の味をぜひ覚えてほしい」と“先行投資”に期待を寄せている。

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