東芝は25日、米原発子会社が過去に実施した損失処理が東京証券取引所の開示基準に該当したにもかかわらず、公表していなかった問題について、27日午後に室町正志社長が記者会見すると発表した。
東芝は子会社の米原発大手ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)が2012、13年度の2年間に、資産の評価を低く見直す「減損処理」を計1156億円実施していたが、公表していなかった。
東芝は今月7日の9月中間決算の説明会で、WHが減損した事実を公表したが、詳細な金額などは説明しなかった。開示すべき基準に該当するとの東証の指摘を受け、今月17日にようやく詳細を公表した。