主催する自由国民社の「現代用語の基礎知識」編集部の清水均編集長は「今年はエンターテインメントが弱く、関心が政治と政局に向いた」と説明。一方で、「その年の漢字、歌を選ぶ催しがある中で言葉は老若男女に分かりやすく注目を集めているが、みんなの評価が一致するような流行語を選ぶことが難しくなってきた」と漏らす。
事務局によると、候補語は同編集部が読者アンケートを参考に約100語を選定。選考委員会メンバーが採点した上で話し合いで50語に絞り込む。メンバーは委員長でジャーナリストの鳥越俊太郎氏に加え、委員で東京大学名誉教授の姜尚中氏、歌人の俵万智氏、女優の室井滋氏、漫画家のやくみつる氏、クリエーティブ・ディレクターの箭内道彦氏、清水氏の7人。