食道再生上皮細胞シートの開発状況について説明するセルシードの橋本せつ子社長=4日、東京都港区のスウェーデン大使館【拡大】
セルシードは治験届提出に先立ち、東京女子医大、長崎大学で合計20症例の臨床試験を行った。橋本せつ子社長は4日、東京都内で会見し「いずれも経過は良好だった」と話した。
セルシードは将来の細胞シートの発売に備えた準備も開始。6億円を投じて、東京都江東区のテレコムセンタービル内に、16年春頃に細胞培養施設(CPC)を設ける。開発中の食道再生上皮細胞シートや軟骨再生シートといった細胞シート製品の製造拠点とする。
セルシードはスウェーデンでも治験を行う準備を進めており同国医薬品庁との調整が済み次第、来年前半にも治験を始める見通しだ。
細胞シートなどの再生医療製品では、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングの自家培養表皮「ジェイス」が07年10月、テルモのヒト(自己)骨格筋由来細胞シート「ハートシート」が今年9月に厚生労働省から製造販売承認を得ている。