商業施設やオフィスの洗面所に設置されているハンドドライヤーの家庭用キッチン向け商品が10日、全国家電量販店で発売された。小泉成器(大阪市中央区)が販売を開始。消費者の「毎回タオルで拭き取るには衛生面が気になる」「ペーパーなどの使い捨てはもったいない」という声に応えて開発したという。
送風部に手をかざすとセンサーが反応して内蔵ファンが稼動し、風が送られて手に付いた水滴をシンクに落とす。コードをコンセントにつなぎ、吸盤で固定した台座の上に本体を置くだけと簡単に設置でき、購入したその日から使用可能という。
送風の強弱の切り替えに加えて温風機能も搭載しており、寒い冬場でも冷たい思いをすることがなくなる。分・秒を細かく設定できるキッチンタイマーを搭載している。奥行き30.5センチ、幅16.5センチ、高さ27.5センチで、重さは4.1キロ。想定価格は1万9800円。
来年1月中旬に発売開始予定の上位機種には左右90度の首振り機能が付いており、シンクなどを壁から離して中央に置くアイランド式キッチンに適している。想定価格は2万2800円となる。