三井物産は11日、ブラジル北部の深海油田の探鉱鉱区権益を取得したと発表した。また、三井物産と三菱商事は同日、共同で西オーストラリア沖で操業中の液化天然ガス(LNG)プロジェクト「ノースウェストシェルフ」への追加投資を最終決定し、それぞれ約200億円を投資すると発表した。
原油安や資源価格の下落を背景にした減損計上が相次ぐ中、収益に占める資源分野の割合が高い三井物産と三菱商事の大手2社が、長期的な視点を重視し、資源投資を継続する方針を示した形だ。
三井物産が探鉱鉱区権益を取得したのは、英BGグループが主導するブラジル北部沖合のバヘイリーニャス盆地の4鉱区権益の10%。2018年半ばまで石油・ガスを試掘する。三井物産の投資額は今後の探鉱コストも含め50億円程度とみられる。外資によるエネルギー資源開発の参入が相次ぐ南米で、橋頭堡(きょうとうほ)を築く狙い。