リクルートホールディングスは15日、2016年のトレンド予測を発表した。美容領域では、増加を続ける訪日外国人観光客の行動が化粧品や家電など商品の“爆買い”から、エステなどの体験に移りつつあることが新しい動きになると見込んでいる。
リクルートによると、来日経験のある中国、韓国、台湾、香港の20~49歳の女性に対する調査によると、次回は日本の美容室やエステといった美容サロンに行ってみたいと答えた人は53%に上った。美容室などでも、英語や中国語ができるスタッフを増やしたり、近隣のホテルと連携して、宿泊客の紹介を引き受けたりする動きが出ているという。
アルバイト・パート領域では外国人アルバイトの増加を受けた「多国籍スクラムバイト」、社会人学習領域では、育児中に自らもスキルアップに取り組む女性が増えるとして「育自休暇」が来年のトレンドになると予測した。