小型二輪車並みの積載量と聞くと、有用性が低いようにも感じられるが、日本郵便郵便・物流業務部の安川幸係長は「女性にとっては二輪車よりも安定感があり不安がないため、女性配達員を増やすことにもつながる」とメリットを強調する。
また、上り坂でも二輪車より安定した安全走行が可能で、小型の車体を生かし、「人通りが多い都心部でも走行しやすい」などの声も聞かれている。
電気自動車のネックとなりやすい、1充電当たりの走行距離の短さも、集配距離が比較的短い名古屋市という都市部なので、不満は聞かれないという。今後、実際の導入時には積載量を100キロ程度まで増やすことも検討する。
現在、日本郵便は全国の集配車両12万台のうち、EVを、実証実験中のコムスを除いて約80台配備している。日産自動車の商用EVバン「e-NV200」をベースとした車両と、軽自動車のEV、三菱自動車工業の「ミニキャブ・ミーブ バン」をベースにした車両、イタリアのアディバの3輪電動バイクの3車種が、実際の配達に活躍している。