日本政策金融公庫がミャンマーで実施している金融機関を対象にしたセミナーの様子=昨年11月【拡大】
今回のプログラムは2016年度にかけて行うもので、後半の第3、4回セミナーはミャンマーと日本で行う。具体的にはより実務的な内容とし、ケーススタディーとして企業の決算書を取り上げ、データ分析を踏まえた上で融資審査につなげるといった手法を学ぶ。
また、ミャンマーからの要請があった場合、創業支援のあり方に関するプログラムを組む方針だ。
ミャンマーでは開業して3年間は新規融資が受けられず、親類や周辺から調達するケースが一般的。しかし現地では今後、インフラ投資の活発化に加えてASEAN経済共同体の発足に伴い、ベンチャー企業が台頭する可能性が大きい。日本公庫による創業融資実績は高水準で推移しているだけに、創業支援に関する一連のノウハウの提供も視野に入れていく。
先月にはミャンマー初の証券取引所、ヤンゴン証券取引所(YSX)が開設。取引システムの導入からルール作りまで日本取引所グループなどの日本勢が全面支援した。企業の資金調達ニーズは今後も高まるとみられ、日系金融機関による支援態勢は一段と強まりそうだ。