【eco最前線を聞く】ITで電力需要と供給のパイプ役に (2/3ページ)

2016.1.11 05:00

 --支援サービスの領域は

 「3つある。まず発電所建設前の事業化計画と建設後の設備運営に関する支援。主な顧客は電力事業に新規参入する『新電力』や発電事業者。建設前は時々刻々と変化する風量、風向き、日射量などから発電量や売電量を試算。投資回収や利益計画を立て、事業化リスクなどを評価する。販売実績は太陽光で250件、風力で200件を超える。建設後は発電設備のメンテナンスが必要になるため、発電データや設備データなどを当社が監視して故障を回避。高い稼働率を維持できるようにして円滑な電力供給を支援する」

 --2つ目は

 「電力送配電網における電力需給管理の支援で、中核になるサービスだ。既存電力会社の送配電網につなげて電力供給を行う新電力向け『需給管理システム』『需給バランスの最適化』のほか、電力小売り事業者を対象とした電力の調達・供給先の『顧客・料金管理システム』など。発電と需要の高度な予測、設備運用の改善による収益向上を支援する」

 --3つ目は

 「家庭の太陽光発電や省エネ、電力消費の可視化、制御・故障診断サービス。家電メーカーと大規模HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)サービスを構築している」

 --2030年の電源構成(ベストミックス)で再生可能エネルギーの構成比は22~24%と決まり、追い風が吹く

 「再生エネの普及拡大へ向け新たなステージに突入しつつあると認識する。従来の『お天気まかせの発電』から『計画する発電』という展開が必要で、そのためにNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の研究開発事業に参画している」

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