トヨタは米国や日本では高いシェアを持つが、新興国では伸び悩んでいる。ダイハツも国内軽自動車で首位だが、国内市場は将来的に縮小が見込まれる。
このため、トヨタはダイハツを完全子会社化し、小型車のグローバル戦略を一本化。ダイハツが得意とする商品企画や低コスト生産などと、トヨタが得意な環境・安全技術などを持ち寄って、競争力のある車づくりにつなげる。トヨタの豊田章男社長は「任せることは任せ、それぞれが得意分野を伸ばす“選択と集中”こそがグローバル競争を勝ち抜く鍵になる」とコメントした。
【用語解説】ダイハツ工業
トヨタ自動車の子会社で、小型車を手掛ける自動車メーカー。本社は大阪府池田市。2014年度の軽自動車の国内販売台数は68万7393台で、年度ベースで9年連続首位。1967年にトヨタ自動車と開発・生産で業務提携し、98年にトヨタがダイハツ株の過半数を取得した。2015年3月期連結決算は売上高が1兆8171億円、最終利益が681億円。