百貨店最大手の三越伊勢丹ホールディングス(HD)が29日発表した2015年4~12月期連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比16.5%増の307億円、最終利益は33.1%増の240億円といずれも2桁増益となった。売上高は2.9%増の9686億円。暖冬の影響で冬物衣料の販売は伸び悩んだが、富裕層の高額消費や、訪日外国人旅行客による免税売り上げが引き続き好調だった。16年3月期連結業績予想は、売上高が前期比3.0%増の1兆3100億円、営業利益は11.8%増の370億円、最終利益は9.7%減の270億円で据え置いた。