ビール大手4社の2015年12月期連結決算が15日、出そろった。最終利益はビールや缶チューハイ、ウイスキーなどが好調だったことで、サントリーホールディングス(HD)やアサヒグループHD、サッポロHDの3社が増益を確保した。
一方、キリンHDは11年に買収したブラジル子会社の業績悪化に伴う損失1100億円を計上したことで最終赤字となるなど、明暗が分かれた。
キリンが15日発表した15年12月期決算は最終赤字に転落したものの、本業ではビール販売が21年ぶりに前年実績を上回ったことが奏功。営業利益は前期比8.9%伸びた。
同日の決算会見で磯崎功典社長は、収益力の向上に向けて「生産工場やブラジルなどの海外事業で従業員の配置転換などの構造改革を進めていく」との考えを明らかにした。
サントリーが15日発表した15年12月期連結決算は売上高と営業利益、経常利益が過去最高となった。ビーム社の買収効果に加え、国内外で清涼飲料の販売が好調だったことが収益を押し上げた。