日本百貨店協会が19日発表した2016年1月の全国百貨店の売上高(既存店ベース)は、前年同月比1.9%減の5309億円で2カ月ぶりに前年実績を下回った。月前半は気温が例年より高く推移したことでコートやセーターなどの冬物衣料の動きが鈍かったことが響いた。
商品別では衣料品は6.6%減。紳士服・洋品(7.7%減)、婦人服・洋品(6.8%減)、子供服・洋品(3.8%減)といずれも落ち込んだ。
美術・宝飾・貴金属も3.3%減で10カ月ぶりのマイナスとなった。訪日外国人客の人気が高い化粧品は18.4%増。訪日客の免税売上高は36.2%増の173億円で36カ月連続で増加した。