「朝令暮改をためらわない。短気と周囲からも言われている」と自身の性格をこう評する。「歴代の先輩全員からは最後まで話を聞くように注意されてきた」と苦笑いする。
ただ、その短気な性格が航空機ジェットエンジン事業を牽引(けんいん)し、収益拡大に貢献してきた。
その実力は海外の航空機エンジンメーカーからも折り紙つき。米ゼネラル・エレクトリック(GE)や米プラット・アンド・ホイットニーの航空機部門のトップと、普段から携帯電話でやり取りするほどだ。
社長就任を打診されたのは2月上旬。海外から受注した工事トラブルなどがあり、3度目の下方修正をした後だった。「会社の状況は分かっていたが、責任を持って何とかしたい」と思い、数日後に引き受けた。
これまで手掛けてきた航空機ジェットエンジンなどのプロジェクトの経験を生かし、モノづくり力を復権させ、顧客からの信頼回復を目指す。
変化について考えるのが好きで、「許される迷惑と許されない迷惑を考える区別をつけ、考えを変えるようにしている」という。
企業体質を変革するリーダーシップが期待されている。(黄金崎元)