定例会見に出席した日本郵政の西室泰三社長=1月28日、東京都千代田区【拡大】
日本郵政の西室泰三社長(80)が8日から都内で入院していることが22日、分かった。昨年11月のグループ3社上場後から腰痛など体調をやや崩し、検査入院を勧められていた。広報部によると退院時期は未定。
西室社長の入院が長引けば、グループ経営への影響も考えられることから、後任人事問題が浮上する可能性がある。
西室社長は東芝の社長、会長を歴任した後、東京証券取引所会長、郵政民営化委員会委員長を経て2013年6月に日本郵政社長に就任。郵政グループ3社の同時上場を成功させた。
昨年11月には「株主総会は2回出席する」と話し、来年6月までは続投する意思を示していた。広報部は「病状など詳細は不明だが、退院まではまだ時間がかかりそうだ」としている。