インドの首都ニューデリーで開かれた旅行博覧会で説明する日本の旅行業界関係者(中央)=1月29日(NNA=共同)【拡大】
インド人が抱く日本のイメージも古い。「日本の印象は世界一物価の高い国のまま」と日本大使館筋。インド人のアジアの旅行先として一般的なのはシンガポールやタイなどだが、物価を比較する際の目安となる「ビッグマック指数」では、ほぼ日本と同じ水準だ。
インド-日本間の旅行を手掛けるアサヒトラベルサービスの担当者は「同じ品質なら日本のモノの方が安く、買い物目当ての客が増える可能性はある」と話す。
「日本を旅行先としてまず認識してもらう必要がある」と指摘するのは、インドの旅行代理店大手マイ・トラベル・ボックスのカプール氏。「日本ならではの売りが必要だ」と強調した。
日本の魅力の一つである温泉文化も、インド人にはハードルが高い。他人に肌を見せるのを嫌うため、共同浴場で入浴するのは少数派。足湯が精いっぱいという人が多い。ただ、日本政府観光局の古村健氏は「インドの観光客は好奇心が強い。徐々に浸透していく」と期待を示した。(ニューデリー 共同)