大阪ガスは25日、出光興産と共同で、高効率の液化天然ガス(LNG)火力発電所を兵庫県姫路市に建設すると発表した。2020年代前半に出力約100万キロワットで運転を始め、20年代中に約180万キロワットへ増強。大ガスグループが所有する発電所で最大の出力となる。今年4月の電力小売り全面自由化後の商機拡大をにらみ、供給力を強化するのが狙い。姫路市の臨海部にある出光の製油所跡地に建てる。事業化に向け、両社は4月1日付で新会社「姫路天然ガス発電」(大阪市)を設立。資本金と資本準備金は計4億円で、大ガスが66.66%、出光が33.34%出資する。16年度に環境影響評価(アセスメント)を始める。