日本生命保険が2016年3月期決算で、個人の保険契約者に還元する配当を増やす方針を固めたことが3日、分かった。死亡保障が付いた終身保険など約215万件を対象に配当を増やす。保険販売が伸びており、好業績の見通しとなったのが理由。増配は2年連続となる。
7月の総代会で正式に決定する。個人の保険契約数約1400万件のうち、主に加入5年未満の契約を対象とする。増配の総額は約10億円で、平均10~15%程度の配当が増える。
増配は生保が当初の予想よりも利益が上振れした場合、契約者に還元する仕組み。日銀のマイナス金利政策の影響で金利が低下し、国債での運用が難しくなっているが、日生は好業績と安定した財務基盤を背景に増配を実施する。他の生保にもこうした動きが広がる可能性がある。