「ファン離れを起こさない環境構築が課題」と金本代表理事【拡大】
勉強会では、第1部で日本遊技機工業組合(日工組、理事長・金沢全求氏)の渡辺圭市技術担当理事が「新しいぱちんこ遊技機はどのようなものか?」をテーマに講演した。
冒頭、「遊技くぎの変更により性能が異なる可能性のある型式遊技機」の回収リストについて状況を説明。「例えば、出荷台数の多い遊技機の場合、点検が不十分で適正な状態で出せていないのではないか、あるいは混ざっていないかという見方で、そこから調査をしている」などと報告。調査は依然として続いており、「調査終了および発表の時期に関しては逐次報告を心がける」と伝えた。
なお、今後の遊技機について「日工組ではベース30を切らない機械を目標に進んでいこうと考えている」と、従来と比べて遊びやすい仕様となることを示唆。その他、事前に寄せられた質問事項に回答する形でレクチャーを進めた。
第2部では「新しいぱちんこ遊技機の活かし方」をテーマにパネルディスカッションを実施。エンタテインメントビジネス総合研究所の藤田宏社長をコーディネーターに、日工組から前出の渡辺氏と山口孝穂技術委員長、PCSAから大石明徳副代表理事、荒籾伸一理事が登壇。遊技業界とパチンコホールの未来像について議論を交わした。