□東芝メディカルシステムズ社長・瀧口登志夫さん(57)
--現在の事業戦略は
「まず、画像診断装置で、米ゼネラル・エレクトリック(GE)、独シーメンス、オランダのフィリップスの『ビッグ3』に追いつくという目標がある。成長戦略は3つあり、一つは画像情報を使って、体への負担を軽くする治療領域を伸ばしたい。もう一つは、ITの進化に対応したサービスを強化する。あとの一つ、今後はバイオテクノロジーの時代になると見ており、試薬で病気を診断する領域に力を入れたいと考えている」
--画像診断装置全体で、世界シェア4位ですが、どの装置を伸ばしたいのか
「コンピューター断層撮影装置(CT)は、16センチ幅を1回転で撮影でき、被曝(ひばく)量も少ない320列タイプの機種を他社よりも早く投入し、評価をいただいている。現在世界シェア2位(同社調べ)だが、1回転で撮影できる範囲を広げる技術で、1位を目指したい。超音波装置は3位でX線の血管造影装置は4位だが、診療領域を広げればビッグ3に追いつける。課題は磁気共鳴画像装置(MRI)で、臨床現場の課題を積み上げて成功したCTの開発モデルを適用し、魅力的な装置を早く作りたい」