北海道新幹線、新駅の弁当対決　攻める青森、守る北海道

　３月２６日に開業する北海道新幹線の新函館北斗駅には、青函トンネルを挟む２道県の弁当店がそろって店を出す。青森から進出する老舗店は、好きな具材を客が選んで弁当を作る仕組みを導入。地元も負けじと新作で対抗する。

　夜景スポットとして知られる函館山を一望できる駅ビルの２階に、おしゃれな弁当店を構えるのは青森県八戸市の吉田屋。店のショーケースには、ジャガイモやトマト、和牛など道内の旬の食材を主に使ったおかずや、ご飯もの、サラダなど約３０品が並ぶ。品によって価格は違うが、値段は４００～９２０円。客はそこから、好きなものを取って、自分だけのオリジナル駅弁「カフェ弁」を作ることができる。

　一方、地元の北海道キヨスクは、新型車両のＨ５系を模した箱を使った弁当（１３００円）など二つの新作を発売。開業当日にも高級路線の新しい駅弁を数量限定で販売するという。