SBI証券が親子向けに開いたジュニアNISAに関する特別教室。小学生たちが「株式」や「投資の方法」について学んだ【拡大】
大和証券は今月20日に東京都内で開かれた中学・高校受験関連のセミナーでジュニアNISAに関する講演を行い、口座開設を働きかけた。みずほ証券も自社のホームページ内にあるジュニアNISAのコーナーを4月に大幅刷新する。
「手数料無料」をアピールする向きも目立つ。SMBC日興証券は6月末までの間、ジュニアNISA口座で株式投資信託を購入したときの手数料を無料にする。インターネット証券のSBI証券や楽天証券、マネックス証券も国内株式売買手数料を無料にする。
証券各社の顧客は、経済的にゆとりのある中高年が主体だ。それだけに、ジュニアNISAは「現在の顧客の次の世代、その次の世代と、家族みんなと関係を築く『ファミリー化』を進める」(大手幹部)上での突破口となる。また、ジュニアNISAを契機に子供の頃から投資を身近に感じてもらえば、「世の中の金融知識の向上につながる」(同)との期待もある。