キリンホールディングス(HD)は30日、東京都内で株主総会を開催し、磯崎功典社長が、ブラジル事業の業績悪化に伴い2015年12月期連結最終損益が1949年の上場以来、初の赤字となったことについて「株主のみなさまにご心配をおかけしたことを深くおわびします」と陳謝した。
磯崎氏は総会で今後の事業計画などを説明し、「自らのリーダーシップで単年度の事業計画を確実に達成することを3年間積み重ねていく。その結果、株価、時価総額を上昇させたい」と意欲を示した。
株主からは「ブラジル事業が減損に至った経緯について教えてほしい」「ブラジル事業のマイナス面をもっと知りたい」などブラジル事業に関する質問が相次いだが、磯崎氏らを厳しく批判する質問や意見はほとんどなかったという。
総会は午前10時に始まり、磯崎氏らの再任を含む取締役選任の議案を賛成多数で決議し、1時間半ほどで終了した。