ウィンドウズ10を搭載したパソコンとスマートフォン【拡大】
中国の財新網によると、中国マイクロソフトと中国電子科技集団公司は共同で「中国政府専用版ウィンドウズ10」を開発し、近日中に政府の各部門に導入すると発表した。
財新網が中国マイクロソフトのCEOであるRalph Haupter氏を取材した中で明らかにした。
2015年12月に開かれた第2回World Internet Conferenceにおいて、マイクロソフトと中国電子科技は共同出資の新会社を設立し、“安全でコントロールが容易なOS”の開発を行うことで合意した。現時点ではまだ新会社が正式に立ち上がっていないが、今回の成果は新会社設立へのマイルストーンとなる。
中国政府専用版ウィンドウズ10はウィンドウズ10をベースに、コンシューマ向け機能やアプリを削除し、管理性および安全性の向上を図った。アプリの互換性は保たれており、ウィンドウズのエコシステムがそのまま活用できるという。
中国政府や企業ではウィンドウズXPをベースとしたシステムを大量に導入しているが、14年にマイクロソフトのサポートが終了しているため、セキュリティー上問題がある。しかし中国政府はウィンドウズ8の導入を禁止していたという。リナックスをベースとした国内製OSの導入も考慮したが、技術やノウハウ不足によりシステムが不安定だったという。(インプレスウォッチ)